Googleスプレッドシートでエラーかどうかを調べる時は、ISERROR関数を使用します。
類似の関数でIFERROR関数もあります。
これらの関数の違いは以下です。
- ISERROR関数:エラーかどうかを判断する(このページ)
- IFERROR関数:エラーの時に表示させたい文言を書き換えることができる
(IF関数とISERROR関数を組み合わせて結果を分けるのと同じことが1つの関数でできる)
エラー時の表記を変えたいならIFERROR関数を使う方が便利です。
エラーの時だけセルの色を変えるなど、条件付き書式で使用する時はISERROR関数を使用します。
INDEX
スプレッドシートでエラーか判断する
指定したセルがエラーかを判断する
ISERROR関数の使い方
A列の値がエラーかどうかを判断するには以下のような数式を入力します。
ISERROR関数は、エラーかどうかを判断する関数のため、
エラーの場合は「TRUE」、エラーではないなら「FALSE」が表示されます。
1. 判断結果を表示させたいセルを選択します。
(今回はセルB2)
2. =ISERROR(A2) と入力します。
=ISERROR(A2)
IF関数と組み合わせて任意のテキストで結果を表示する
単体で使用すると結果は「TRUE」か「FALSE」の表示ですが、IF関数を組み合わせることで、エラーの時は結果を「空欄」にし、エラーにならない時はそのままセルの値を表示させることができます。
この使い方はIFERROR関数でできるため利用することは少ないですが、IFERROR関数と同じことをしたい時には以下のようにIF関数とISERROR関数を組み合わせてできます。
=IF(ISERROR(B7/C7)=true,"",B7/C7)
条件付き書式でエラーのセルに色をつける
条件付き書式の設定でISERROR関数を使用することで、セルがエラーの時だけセルの色を変えて目立たせることができます。
条件付き書式でISERROR関数で条件を設定する
1. 設定したいセル範囲を選択し、
表示形式メニュー » 条件付き書式をクリックします。
2. 画面右に表示された設定画面から、
単一色タブ » セルの書式設定の条件 » カスタム数式をクリックし、以下のような数式を入力します。
=ISERROR($D4)=true
3. 色などを選択し、完了ボタンを押します。
4. エラーのセルの色が変わりました。
エラーに関するその他の関数
エラーに関する関数は他にもあります。エラーと言っても複数のエラーの種類があるため、エラーの種類ごとに使い分けができます。
- ISERROR:エラーかどうか判断する(このページ)
- IFERROR:エラーの代わりに表示する値を指定する
- ERROR.TYPE:エラーの種類を調べる
- ISNA:エラーの種類が「#N/A」か判断する
- ISERR:エラーの種類が「#N/A」以外か判断する
スプレッドシートのISERROR関数の構文
スプレッドシートのISERROR関数は以下のように入力します。
引数 | 説明 |
---|---|
値 | 対象となる値を入力するかセルを選択。 |