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GoogleFinance関数の使い方|米国株などの株価や為替レートを自動取得

GOOGLEFINANCE関数

Googleスプレッドシートで株価や為替レートを表示、自動更新できるGOOGLEFINANCE関数の使い方を紹介します。

リアルタイム以外にも日付指定で為替レートや株価を取得することもできます。

注意:GoogleFinance関数は日本株には対応していません。

GoogleFinance関数でドル円の為替レートを表示する方法

Sample

1ドルが日本円でいくらか為替レートを求める

GOOGLEFINANCE関数の使い方

米ドル/円の為替レートを表示する

為替レートを表示するには、通貨コード3桁同士を組み合わせて指定します。

1ドルが日本円でいくらか知りたい時は、
・米ドル:USD
・日本円:JPY
で「USDJPY」を指定します。

1. レートを表示させたいセル(今回はセルB2)を選択します。

2. =GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDJPY") と入力します。

GOOGLEFINANCE関数で為替レートを表示

=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDJPY")

3. 現在のレート(1ドルがいくらなのか)が表示されました。

国際通貨コード

通貨は国際通貨コードで表示したいコードを指定することで通貨コードに応じた為替レートを表示することができます。

各海外通貨が日本円でいくらなのか

1ユーロを日本円にする:EURJPY
1ポンドを日本円にする:GBPJPY
1ウォンを日本円にする:KRWJPY

日本円ではなく海外通貨の場合

1ユーロが米ドルでいくらか知りたいなら:EURUSD
1ユーロがポンドでいくらか知りたいなら:EURGBP
1ポンドがウォンでいくらか知りたいなら:GBPKRW

使用頻度の高い通貨コード

米ドルUSD
カナダドルCAD
中国人民元CNY
韓国ウォンKRW
インドネシア・ルピアIDR
ユーロEUR
英ポンドGBP
タイ・バーツTHB
オーストラリアドルAUD
トルコ・リラTRY

上記に記載のない通貨は「国際通貨コード」で検索するか、以下のようなサイト(Wikipedia)などを参考にしてください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_639-1%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%80%E8%A6%A7

オプションについて

為替レートなどは1日の中で変動し、毎日値が変わります。

「昨日のレート」、「特定期間でのレート」のように知りたいレートの日程をオプションで指定して取得することもできます。

オプションについては公式サイトの説明をご覧ください。https://support.google.com/docs/answer/3093281?hl=ja

GOOGLEFINANCE関数で株価を表示する方法

為替レートだけでなく、株価を表示させることもできます。

NYダウ平均株価を表示する

NYダウの銘柄コード(ティッカーシンボル)「INDEXDJX: .DJI」を例に説明します。

銘柄コードの調べ方:
Google検索で「NYダウ平均」で検索すると表示されます。

1. レートを表示させたいセル(今回はセルB2)を選択します。

2. =GOOGLEFINANCE("INDEXDJX:.DJI") と入力します。

GOOGLEFINANCE関数で株価を取得

=GOOGLEFINANCE("INDEXDJX:.DJI")

例:
GOOGLEの場合「NASDAQ:GOOGL」
日経平均株価なら「INDEXNIKKEI:NI225」

日付範囲を指定して日経平均株価を表示する

オプションを指定することで、日付や頻度を指定して株価を取得することができます。

以下は日経平均株価を11月1日から15日までの日毎で取得する例です。

属性、開始日、終了日、値を取得する間隔を追加します。

GOOGLEFINANCE関数で指定した日の株価を取得

=GOOGLEFINANCE("INDEXDJX:NI225","price","2020/11/01","2020/11/15","DAILY")

日本株の取得はできるのか?

日本株はGOOGLEFINANCE関数では取得できません。

GoogleFinance(グーグルファイナンス)関数の構文

スプレッドシートのGOOGLEFINANCE関数は以下のように入力します。

=GOOGLEFINANCE(銘柄,属性,開始日,終了日,間隔)
引数説明
銘柄表示したい銘柄や通貨コードを指定します。
株価:取引所コードと銘柄
為替レート:通貨コード
属性[省略可]
どのタイミングの値を表示するかを指定できます。過去の値を取得する時や期間を指定する場合に使用します。
省略した場合はリアルタイムの値を取得します。
指定できる項目が多いため、使用する時は以下のページで内容をご確認ください。
https://support.google.com/docs/answer/3093281?hl=ja
開始日[省略可]
過去の値を取得する場合の期間の開始日を指定できます。
終了日[省略可]
過去の値を取得する場合の期間の終了日を指定できます。
間隔[省略可]
更新頻度をDAILYかWEEKLYの指定できます。