Googleスプレッドシートのセルに入力されているテキストなどから、指定した位置から必要な分の文字を抽出したい場合は、MID関数、MIDB関数を使用します。
使い分けは、
- MID関数:指定した位置から文字数を抽出
- MIDB関数:指定した位置から指定したバイト数を抽出
の違いになります。
類似関数としてLEFT関数やRIGHT関数があり、それらは以下のように使い分けることができます。
- RIGHT関数:指定した数値分文字を抽出(右からカウント)
- LEFT関数:先頭から指定した数値分文字を抽出(左からカウント)
- MID関数(このページ):指定した位置から指定した分だけ文字を抽出(左からカウント)
ここではMID関数、MIDB関数の使い方を解説します。
スプレッドシートのMID関数の使い方
Sample
セルの3文字目から4文字分抽出する
抽出した文字を表示したいセルを選択し(今回はセルC2)、以下のように数式を入力します。
セルA2に入力されているテキストの3文字目から4文字分を抽出する例です。
=MID(A2,3,4)
スプレッドシートのMIDB関数の使い方
Sample
セルの3文字目から4バイト分抽出する
バイト数を表示したいセルを選択し(今回はセルC2) 、以下のように数式を入力します。
セルA2に入力されているテキストの3文字目から4バイト数を抽出する例です。
=MIDB(A2,3,4)
バイト数の数え方
MIDB関数ではバイト数で抽出する数を指定しますが、文字が半角か全角かでバイト数が変わります。
バイト数は、
半角の場合は1文字=1バイト
全角の場合は1文字=2バイト
というカウントになります。
そのため「4バイト」と指定して抽出すると、半角の場合は4文字抽出されますが、全角の場合は2文字の抽出となります。
スプレッドシートのMID、MIDB関数の構文
スプレッドシートのMID関数、MIDB関数は以下のように入力します。
=MID(文字列,開始位置,セグメントの長さ)
引数 | 説明 |
---|---|
文字列 | 抽出したいテキストが入力されているセルを選択。 |
開始位置 | 抽出を開始する位置を指定。 |
セグメントの長さ | 上記で指定した位置から何文字(何バイト)抽出するかの数字を指定。 |