指定した値より小さいか判断するLT関数/LTE関数

Googleスプレッドシートで2つの値を比較し、小さいかどうかを調べる時は、LT関数、LTE関数を使用します。

LT関数とLTE関数の違いは以下のようになります。

• LT関数：1つ目の値が2つ目の値より小さい（未満）かどうか。
  2つの値が同じ時「FALSE」になります。
• LTE関数：1つ目の値が2つ目の値以下かどうか。
  2つの値が同じ時「TRUE」になります。

スプレッドシートのLT関数/LTE関数の使い方

LT関数で指定した値より小さいかどうかを判別する

A列がB列より小さいか数値かどうか判断するには以下のような数式を入力します。
小さい場合は「TRUE」、大きい場合は「FALSE」が表示されます。

1. 判断結果を表示させたいセルを選択します。（今回はセルC2）

2. =LT(A2,B2)　と入力します。

結果が「TRUE」なのでセルA3がセルB3より小さいと判断ができます。

LTE関数で指定した値以下かどうかを判別する

入力方法はLT関数と同様です。

LTE関数は、比較する値が、小さい時だけでなく、同じ値だった時にも「TRUE」になります。

数式（<、<=）を使って小さいか判断する

LT関数を使う以外にも、以下のように「<」で同様のことができます。
また「<=」でLTE関数と同様のことができます。

「<」を使って指定した値未満か判断する

小さければ「TRUE」、大きいまたは等しい時は「FALSE」が表示されます。

「<=」を使って指定した値以下か判断する

小さいか等しい時に「TRUE」、大きいときは「FALSE」が表示されます。

その他の演算子の関数

2つの値を等しいか、どっちか大きいか、等しくないか、などを判別できる以下のような関数があります。

関連する関数

• EQ関数：演算子の=と同じ。比較対象と等しいかを判断。
• NE関数：演算子の<>と同じ。比較対象と等しくないかを判断。
• LT関数：演算子の<と同じ。比較対象未満かを判断。
• LTE関数：演算子の<=と同じ。比較対象以下かを判断。
• GT関数：演算子の>と同じ。比較対象より大きいかを判断。
• GTE関数：演算子の>=と同じ。比較対象と以上かを判断。

LT/LTE関数とGT/GTE関数の違い

小さいかどうかを判断するLT/LTE関数に対して、GT/GTE関数は大きいかを判断する関数なので、答えは逆になります。

• LT、LTE関数：小さいなら「TRUE」、大きいと「FALSE」
• GT、GTE関数：小さいなら「FALSE」、大きいと「TRUE」

指定した値より大きいか判断するGT関数/GTE関数Googleスプレッドシートで2つの値を比較して、値1が値2より大きいかを判断するGT関数（GTE関数）の使い方。GT関数とGTE関数の違いは2つの値が同じだった時にそれを含めるか含めないか（以上かより大きいか）の判断の違いです。...

スプレッドシートのLT関数/LTE関数の構文

スプレッドシートのLT関数、LTE関数は以下のように入力します。

引数	説明
値1	対象となる数字を入力するかセルを選択。
値2	値1と比較したい数値を入力するかセルを選択。