データ操作

散布図の作成方法

散布図

データの分布や傾向を知りたい時に使われる散布図は、データ分析などでよく使用されるグラフです。

散布図とは、縦軸と横軸の2軸でデータの分布をひと目でわかるようにしたものです。

棒グラフや折れ線グラフはどちらかの軸が日付やテキストであることが多いですが、散布図は縦軸、横軸どちらも数値データであり、その2つの数字の相関関係をわかりやすくしたグラフです。

スプレッドシートで散布図を作成する方法

Googleスプレッドシートでの散布図グラフの作り方を説明します。

Sample

数学と物理の点数の分布がわかるような散布図グラフを作る

散布図の作り方(完成例)

操作方法(グラフ作成)

最初に説明したとおり、散布図はX軸、Y軸とも数値データというのが他のグラフと主に違う点です。

散布図を作成する時は、下記見本のように X軸になる数値データを左側の列に、Y軸になる数値データを右側の列になるように表を作成します。

1.グラフの元データの表を作成してグラフを作る

データ範囲(セルB3からC10)を選択し、
挿入メニュー » グラフをクリックで、選択した範囲のグラフが作成します。

散布図の作り方02

グラフができましたが、散布図ではないグラフができるので、これを散布図に変更していきます。

2.グラフの種類を[散布図]に変更する

グラフ内でダブルクリック、もしくはグラフを選択して出てくる右上のボタンから[グラフを編集]をクリックすることでグラフの編集画面が表示されます。

設定タブ » グラフの種類 » 散布図をクリックします。

散布図の作り方03

3.散布図の完成

横軸に数学の点数、縦軸に物理の点数の散布図が完成しました!

散布図の作り方04

ラベルを付ける

1.データにラベル(名前)を追加する

グラフ内でダブルクリック、もしくはグラフを選択して出てくる右上のボタンから[グラフを編集]をクリックすることでグラフの編集画面が表示されます。

設定タブ » 系列 » データの右にあるボタン内 » ラベルの追加をクリックします。

散布図の作り方05

2.ラベルにしたいテキストを選択する

ラベルとして使用したいテキスト部分の範囲(今回はセルA3からA10)を選択し、OKボタンをクリックします。

散布図の作り方06

系列で選択されている範囲の行番号の開始と終了が同じになるように選択してください。
(上記例ではデータを3~10行目を選択しているのでラベルも同じ行を選択する)
データ範囲とラベルの範囲の行番号が異なる場合、違うデータに異なるラベルついてしまう可能性があります。

3.データにラベルが追加された

系列 » ラベルにデータが追加され、散布図の各データにラベルが付きました。

散布図の作り方07

ラベルが隠れてしまったり、重なってしまい見えにくい場合には、
カスタマイズ » データラベルで、位置の変更ができます。

散布図の作り方08

同じ画面でラベルのフォント関連の変更することもできます。

スプレッドシートのグラフのいろいろな編集

グラフタイトルを変える

カスタマイズタブ » グラフの軸とタイトル » タイトルテキスト
でタイトルとなるテキストを入力します。

散布図の作り方09

軸の範囲(最小値、最大値)を変える

カスタマイズタブ » 縦軸 » 最小値、最大値を入れる

散布図の作り方10

データの色やサイズ、マーク(ポイントの形)を変更する

以下のメニューから色やサイズ、マークなどの見た目をカスタマイズすることができます。

カスタマイズタブ » 系列

散布図の作り方11

トレンドライン(近似曲線)の追加

データから予測する時に使用する近似線はGoogleスプレッドシートではトレンドラインと呼びます。

トレンドラインは以下の操作で追加ができます。

カスタマイズタブ » 系列 » トレンドライン にチェックを入れる

チェックを入れると表示される項目で、色や線の種類の変更もできます。

散布図の作り方12

目立たせたいデータだけ色を変える

散布図は点の分布を見るためのグラフですが、その点(データ)の中でピックアップしたいデータのみ色を変えることができます。

目立たせたいデータ1つをクリックで選択し、そのデータ上で右クリックで表示されるメニューで以下のように操作します。

データポイントの書式を設定 » ポイントのサイズ » サイズを選択 にチェックを入れる

散布図の作り方

サイズだけでなく、形や色もこの右クリックで出てくるメニューから変更が可能です。

散布図の作り方