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IMPORTRANGE関数で別ファイルのデータを参照、表示する

IMPORTRANGE関数

Googleスプレッドシートで別のスプレッドシートのデータを表示、出力する場合は、IMPORTRANGE関数を使用します。

IMPORTRANGE関数は、操作しているスプレッドシートに、別のスプレッドシートの指定した範囲のデータを表示します。

データのコピーすると、元のデータが更新された時に、コピー元とコピー先のデータが異なってしまいます。
IMPORTRANGE関数を使用すれば、参照(表示)しているだけなので、元のデータが更新されれば出力先も常に最新データ、同じデータが表示されています。

また、セル範囲を限定すれば必要な列だけ、必要なセル範囲だけを表示することができるため、膨大なデータから必要なデータだけを見るためだけのファイルを作成することができます。

参照だけでなく、計算式などで別のファイルを使用する時に必要となる関数です。

スプレッドシートのIMPORTRANGE関数の使い方

Sample

別のスプレッドシートファイルのデータを表示する

IMPORTRANGE関数の使い方

スプレッドシートのURLをコピーしてIMPORTRANGE関数を入れる

IMPORTRANGE関数を入れる時には、表示させたいスプレッドシートファイルのURLが必要になります。

今回は「ファイル1」の内容を「ファイル2」に表示にさせたいので、データがすでにある「ファイル1」を開き、URLをコピーします。

1. ファイル1を開き、URLをコピーします。

IMPORTRANGE関数の使い方

2. データを表示させたいファイルを開き、セルを選択します。
(今回はファイル2のセルA1)

挿入するデータの範囲が多くても、入力するのは1つのセルに数式を入れるだけです。

3. =IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123abcd123","シート1!A1:C5) と入力します。

IMPORTRANGE関数の数式の入れ方

=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123abcd123","シート1!A1:C5)

4. 指定したスプレッドシートファイルのデータが表示されました。

IMPORTRANGE関数の使い方(完成例)

「これらのシートをリンクする必要があります。」のメッセージが表示されたら

初回は以下のように「#REF」とエラーになります。
セルをクリックすると以下のようなメッセージが表示されるので、アクセス許可をクリックすることでデータが表示されます。

IMPORTRANGE関数の使い方

今回はすべての範囲を表示した例ですが、範囲を限定すれば1列だけ、特定のセル範囲だけのデータを表示させることができます。

Vlookup関数で別のスプレッドシートの範囲を使用する

vlookup関数で別ファイルの範囲を参照したいときは、IMPORTRANGE関数を使用します。

以下のように入力します。

=vlookup(D8,IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL","シート名とセル範囲"),2,0)

スプレッドシートのIMPORTRANGE(インポートレンジ)関数の構文

スプレッドシートのIMPORTRANGE関数は以下のように入力します。

=IMPORTRANGE(スプレッドシートのURL,範囲の文字列)
引数説明
スプレッドシートのURL表示したいデータがあるスプレッドシートのURLを "(ダブルクォーテーション)で囲って入力。

例:"https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123abcd123"
範囲の文字列上記で指定したスプレッドシートから挿入したいシート名データ範囲を指定する。

例: "シート1!A1:D5"