統計

セル範囲から指定した順位の値を抽出するLARGE関数(降順)

LARGE関数

Googleスプレッドシートで、指定したデータ範囲内で指定した順位(降順)の値を抽出したい場合は、LARGE関数を使用します。

大きい順で探す時はLARGE関数、小さい順で探す時はSMALL関数を使用します。

LARGE関数(完成例)

類似関数としてRANK関数がありますが違いは以下です。

  • RANK関数:指定した数値がデータの中で何位なのか(順位を知る)
  • LARGE関数SMALL関数:指定した順位のデータのデータは何か(値を見つける)

ここではLARGE関数の使い方を解説します。

スプレッドシートのLARGE関数の使い方

Sample

データ範囲から1番大きい値を抽出する

答えを出したいセルを選択し(今回はセルE4)、以下のように数式を入力します。

B列にある数字のデータから1番高い点数を求める例です。

LARGE関数の数式

=LARGE(B4:B13,1)

同様に2位、3位を求めるには以下のように数式を入力ことで1位から3位までの点数を抽出することができます。

LARGE関数

同じ順位のデータが複数ある時

LARGE関数で指定した順位の値がデータ内に複数存在しているとき、以下のように表示されます。

LARGE関数(同じ順位が複数の時)

=LARGE(B4:B13,2)
=LARGE(B4:B13,3)

のように2位と3位どちらでも同じ点数が表示されます。

(なお、4位は「80」点が表示されます)

スプレッドシートのLARGE関数の構文

スプレッドシートのLARGE関数は以下のように入力します。

=LARGE(データ,n)
引数説明
データ検証するデータを含む範囲を選択。
n降順で何番目のデータを求めたいかの順位を指定。