数学

割り算の答えの整数部分を求めるQUOTIENT関数

QUOTIENT関数

Googleスプレッドシートで割り算をしたときの答えの整数部分が何かを求めたい場合は、QUOTIENT関数を使用します。

割り算の答えを「商」といいます。
割り切れない時は余りが出ることもありますが、QUOTIENT関数は余り以外の整数部分(商)を求める関数です。

余りを求めるMOD関数と一緒に利用されることも多い関数です。

これらの関数を使うことで、以下のような計算をすることができます。

  • 100本ある鉛筆を1ダースずつセットにしたら、何セットできるのか(何本あまるのか)
  • お金を両替したい時に1万円札、5千円札など何枚になるか(いくら余りが出るのか)

割り算
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スプレッドシートのQUOTIENT関数の使い方

Sample

10を3で割り算したら答えの整数部分(余り以外)がいくつかを求める

QUOTIENT関数の使い方

割り算した答えの整数部分を求める

割り算をする値(割られる値、割る値)がセルA2とB2に入力されている場合、以下のような数式を入力します。

1 割り算の答えを表示したいセルを選択します(今回はセルD2)

2 =QUOTIENT(A2,B2) と入力します。

QUOTIENT関数の入れ方

=QUOTIENT(A2,B2)

10÷3の計算の場合の、 10 の部分が引数「被除数」という部分で指定する値です。

割り算をしたい 3 が引数の「除数」という部分で指定する値の部分です。

QUOTIENT関数とMOD関数で割り算の答えを求める

割り算の答えの整数部分と余りをそれぞれ表示するためにQUOTIENT関数とMOD関数を使用して以下のように計算結果を表示させることができます。

どちらの関数も計算する値の指定は同じですが、商と余りそれぞれが表示されます。

QUOTIENT関数とMOD関数の利用方法
MOD関数
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スプレッドシートのQUOTIENT関数の構文

スプレッドシートのQUOTIENT関数は以下のように入力します。

=QUOTIENT(被除数,除数)
引数説明
被除数割り算の割られる値を入力またはセルを指定。
除数割り算の割る値を入力またはセルを指定。